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子ども向けSDGsの本を比較

育児

2015年に国連で採択され、イオンやヨーカ堂などあちこちで取り組まれているSDGs

SDGsを「エスディージース」と読んでしまうくらい、知識があやふやでした。

なので子どもに教えておきたいけれど、どう教えていいのかわかりません。

正しい読みは「エスディージーズ」で最後のsに濁点がつきます。)

なので、子供向けのSDGsの本を比較して、読みやすい本を買うことにしました。

SDGsの本を6冊比較

SDGs は「Sustainable Development Goals」の略で日本語だと「持続可能な開発目標」となります。

誰ひとり取り残されることなく、
人類が安定してこの地球で暮らし続けることができるように、
世界のさまざまな問題を整理し、解決に向けて具体的な目標を示したのが、
SDGs(持続可能な開発目標)です。

SDGsクラブ|日本ユニセフ協会より

つまり、SDGsは地球規模の問題を解決するための17の目標と言えます。

本屋さんにSDGsのコーナーがあったため、置かれていた6冊の本を読破して比較しました。

  • 大人も知らないなぜなにクイズ図鑑
  • 12歳までに身に着けたいSDGsの超基本
  • 数字でわかる!こどもSDGs
  • 難しそうなSDGsのことが一目で優しくわかる本
  • 10歳からの図解でわかるSDGs
  • マンガでわかるSDGs図鑑

マンガでわかる!はじめてのSDGs図鑑

SDGsの17の目標を、目標ごとにまとめて紹介している本です。

目標ごとに見開きのマンガがあり、その後に2つずつQ&Aのページがあります。

マンガとQ&Aの内容がしっかりリンクしているし、Qには3つの選択肢があり、引き込まれる作りです。

マンガのボリュームがあり内容は少なめですが、一番読みやすい簡単な本だと思いました。

最後にあった「今日から始めるワンアクション」という内容も、特に簡単です。

  • 誰もいない部屋の電気は消そう
  • 水の出しっぱなしはやめよう

こんな感じで、子どもがすぐに出来ます。

文字の本が得意でない子に読ませるにはマンガでわかる!はじめてのSDGs図鑑が一番だと思います。

数字でわかる!こどもSDGs

SDGsを知るというより、SDGsも含む(中学受験とかの)時事問題対策に適している最新の本です。

例えば、一章すべてが「コロナが世界に与えた影響を見てみよう」となっています。

その中でも1つ目の目標の貧困についてだったら「コロナで貧困率が悪化傾向」とかまとめられています。

ただ、17の目標自体について知るには不向きで、1つの目標を1ページ、小さな文字で書かれた付録がついている形です。

全てきちんとデータが数字として載っているため、根拠まで知りたい子に向いています。

中学受験のために短時間でSDGsを知っておきたいなら数字でわかる!こどもSDGs 地球がいまどんな状態かわかる本が一番だと思います。

12歳までに身につけたいSDGsの超基本

17の目標ごとにまとめられた、少女漫画のようなキラキラした感じのマンガが少し挟まれた本です。

ただ、マンガと説明ページがあまりつながっていません。

よっぽど本が好きな子でないと、マンガの部分だけ流し読みして終わりそうです。

途中にワークページというページが合計で10ページあり、知識の確認ができるのが特徴でしょう。

自分でできることについては、こんな感じの簡単なことが少しだけ載っています。

  • 見ていないTVを消す
  • シャワーを出しっぱなしにしない

ムズカシそうなSDGsのことがひと目でやさしくわかる本

17の目標ごとに、左のページに絵、右のページに著者の経験を含む解説があります。

右上には赤い背景で太文字のまとめもあるし、教科書的に使うにはいいと思います。

絵はアメリカンチックだし他の本に比べると遊びが少なく、中学生とかもう少し大きい子ども向けかな。

絵本やエッセイを読むような気持でとある通り、サラッと読めますが頭に残りません

できることについては、ついで的に最後に一覧になっています。

小学生の子供には一番お勧めできない本だと思いました。

10歳からの図解でわかるSDGs

サブタイトルに『「自分にできること」がわかる本』とあるように、SDGsの実践に重きを置いている本です。

説明部分には図解が多く、パステル調のかわいらしい絵を使っています。

ほんの少しのマンガもあります。

「小学6年生が実践して発表した内容」など、SDGsの実例が詳しく大量に載っているのはこの本だけでした。

読者のSDGsへの取り組みを促す章も充実しています。

やってみようアクションとして、実例は11コ、今日からできるアイディアは20コ載っていて、例えば

  • 簡単な野菜を育ててみよう
  • 食事の後のお皿の汚れを新聞紙でふき取ってから洗おう

など、内容は他の本に比べると少し難しめです。

知識から一歩進んでSDGsへの貢献を考えている人には10歳からの図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本が一番だと思います。

大人も知らないなぜなにクイズ図鑑

SDGsに関するクイズを楽しみながら、自然とSDGsの知識を身につけるタイプの本です。

SDGsの17の目標については、初めの頃に8ページで分かりやすく載っています。

基本は見開きで1問のQ&Aになっていて、片方のページはほぼ図解です。

一つのQに複数の目標が関係していて、各ページが何に関係しているかを小さなマークであらわしています。

17の目標を個別に覚えるのではなく、繋がった理解ができます。

動物のイラストも多く、子どもが自分で読む気になりやすそう。

最後に少しアイディア&アクションとして簡単な内容がとりあげられています。

SDGsに楽しく触れるお手軽な本としてはSDGsなぜなにクイズ図鑑 大人も知らない!? が一番だと思いました。

まとめ

SDGsの本を6冊読んだ結果、小学生にはお勧めできるのはの4冊でした。

それぞれ向いている子が違っていて

が良いと思います。

本が好きで中学受験するか分からないうちの息子には、 SDGsなぜなにクイズ図鑑を買いました。

ちょくちょく読んでいて、「おかーさん!水道の水が飲める国っていくつあるか知ってる?」とか得意げに聞いてきます。

(答:そのまま飲めるのは9ヶ国)

親の威厳?を見せるためにあらかじめ読んで知っていた正解を言ってみたり、分からないと言って説明してもらったり。

本を買って数日で、SDGsがすっかり身近になりました。

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