入学卒業式のママコーデはネット情報を信じると恥をかくと思った話

3年前の幼稚園の入園式には着物で参列しましたが、今年の卒園式と小学校の入学式の装いをどうするか悩んでいた時。

ネットで情報を調べたのですが…驚くような情報がたくさん載っていました。

今時ってそんななの!?と思いいながら読みつつ、実際の卒園式や入学式に行ったところ。そんなことは全くなく、万一ネット情報を信じて着物を着た人がいたとしたら、恥をかいたんじゃないかなぁって思いました。

どんなことが書いてあって、なんで恥をかくと思ったのかを書きます。

ネット情報を信じてはダメなのは着物系

多分、着物を着たことが全くない知識が無い方が、スーツについて書くついでに着物についても言及しているのでしょう。

驚きの入学卒業式のおすすめママコーデは例えばこんな感じでした。

若いママは振袖…なんてダメすぎ

20代の若いママに振袖をおすすめしているページを見ました。いくら若くても子どもの式典に振袖とかありえません。

振袖は「未婚の」女性の第一正装です。

なら、未婚のママなら振袖で良いのかと言うと、それもまたダメでしょう。

振袖の長い袖は良縁を願うものです。シングルのパパも出席しているかもしれませんが、子供の式典で結婚相手探しをする服装とか、ありえません。

それに既婚の女性の第一正装の留袖同様、第一正装は入学卒業式など子供が主役の場には主張が強すぎて避けるものなので、二重の意味で恥をかくママコーデといえるでしょう。

小紋もくだけすぎでふさわしくない

今時の人は着物を知らないから、着物ならそれだけで格が高く小紋でもOKと書かれているものも散見されました。

でも、小紋は普段着なので、やはり式典である卒園式や入学式にはふさわしくないでしょう。

江戸小紋は模様によっては紋を入れれば略礼装になるため着て行けるはずですが、一般的とは言えません。

江戸小紋でOKというのは例えば「今はジャージ素材のスーツもあるから、おしゃれにそんなスーツでもOK」という感じなのに対し、小紋でOKというと「周りの人には分からないからジャージでOK」というレベルです。

子供の式典にふさわしいのは訪問着と付け下げと色無地

息子の卒園式には着物姿のお母さまが6人以上いらっしゃいました。近くで判別できた方のお着物の色と種類は以下でした。

  • クリーム色の訪問着
  • 薄緑色の訪問着
  • クリーム色の付け下げ
  • 渋いピンクの紋付き色無地

みなさま、雑誌の「美しいキモノ」とかにも載っているような、きちんとした格式のお召し物でした。

もちろん、帯は袋帯で結び方は二重太鼓、髪の毛はアップ、手に持っているのは和装バッグ。

ちなみに、私が卒園式の服装として何を調べたかと言うと、訪問着の上に黒の羽織を着るかどうか、でした。「美しいキモノ」にも黒羽織については一言も書いていなかったし、実際卒園式に黒い羽織を羽織っている方もいませんでした。

頭の片隅に、卒園式や卒業式は黒の羽織を羽織るものってイメージがあったのですが、今は黒い羽織は必要ないようです。

お着物で子供の式典に参加予定の方は、書籍を参考にするなり呉服屋さんで相談するなりして、ネット情報を信じてしまわないで欲しい…と思った出来事でした。