メリットデメリットから子供にダニアルギーの舌下免疫療法を受けさせるか考える

掃除洗濯を頑張ったためか、うちの子供の家でのダニ&ハウスダストアレルギー症状は改善しました。

でも、外食先のお店で、幼稚園で、お泊り保育先で…家以外の場所ではアレルギー症状が出てしまっています。

そんな子供のアレルギーの根本的な解決策として病院から勧められている、舌下免疫療法。

お医者さまに家でしっかり考えて来てくださいと言われて、病院から鳥居薬品株式会社の「通年性アレルギー性鼻炎でお悩みの方へ」というパンフレットもいただいたため、メリットとデメリットを挙げて治療を受けるか考えました。

舌下免疫療法とは?

病院から貰ったパンフレットの内容からピックアップして書きます。

「舌下免疫療法」とは、毎日、舌の下にお薬を保持してアレルゲンに身体を慣らす方法です。お薬を飲んだ後5分はうがいと飲食ができず、2時間は運動や入浴ができない縛りがあります。

治療には3~5年もかかって頻繁な通院が必要です。

でも、注射による「皮下免疫療法」という方法とは異なり痛みが無いし、自宅で服用できるため、少しは楽な方法です。

子供の舌下免疫療法のデメリット

子供に関することは安全第一ですし、デメリットから考えます。お医者さまが挙げていたデメリットが2点あり、その他に親視点からのデメリットが2点あります。

お医者さまから説明されたデメリット2点

お医者さまから挙げられたデメリットは以下の2点でした。

  • 副作用の可能性がある
  • 親と本人の強い意思が必要

副作用は本当に心配です。口の中のちょっとした違和感や不快感くらいならまだいいのですが、アナフィラキシーなどの重大な副作用の可能性もゼロではないようです。ただ、副作用に対応できるように、初回の投与は医師のもとで行い、30分位は様子を見るとのことでした。

また、毎日欠かさず服薬して、それを3~5年続けるのだから確かに強い意志は必要なのでしょう。こちらは子供自身が鼻を気にするのに疲れた様子でやる気満々のため、親子ともども頑張るつもりです。

親視点のデメリット2点

  • 定期的な通院が必要
  • 子供には新しい治療法で前例が少ない

まずは軽い方から。診察してお薬を受け取るためには定期的に通院する必要があります。ちょっと面倒だなぁとは思いますが、まだ塾や習い事も少ない年齢だし、6歳の今始めればそんなには通院の手間はデメリットというほどではないのかな。

そして、私が最も気になるのは、子供の舌下免疫療法は今年の頭から対象になった新しい治療法だということです。

つい最近まで12歳以上が対象だったらしく、5歳以上に適用対象が広がったのは2018年2月なのです。うちの子供はつい先日6歳になったとはいえ…新しい治療方法は心配です。

臨床試験とかも経て安全なはずですが、子宮頸がんワクチンのように広まってから副作用らしきものが発覚したお薬もありますし…。

まぁ、対象が広がっただけで治療法自体は元々あるし、大丈夫だとは思いますが、製造販売元の鳥居製薬によるダニ舌下錠のミティキュアの医薬品情報を目を皿のようにして読んでみました。⇒https://www.torii.co.jp/iyakuDB/data/if/if_mtc.pdf

鳥居製薬(薬の販売元)のデータから子供の副作用を考える

初めに断らせていただきますが、私はお医者さまや薬剤師さんのような有資格者ではありません。あくまで、一母親がわが子のために読み解いた内容のため、お子さんの治療の際の参考にする際は、元データもしっかりご自身の目で確かめてくださいね。

さて。子供については5歳以上18歳未満の小児ダニアレルギー性鼻炎患者227人を対象とした臨床試験の結果が載っていました。もうちょっと詳しく、5歳~12歳の割合も書いてくれれば嬉しかったなぁ。

31ページ目に副作用についての記載があり、副作用が66.1%の子供に出たようです。ただ、プラセボ(有効成分を含まない錠剤)を飲んだ子供も19%が副作用を訴えたようなので、実際の副作用割合はもうちょっと低いのでしょうか。

ともあれ、軽度の副作用は覚悟して投与をお願いする必要がありそうです。

副作用の内容と割合を抜粋します。

  • 口腔そう痒症 51 例(22.5%)
  • 口腔浮腫 29 例(12.8%)
  • 咽喉刺激感 27 例(11.9%)
  • 口腔腫脹 22 例(9.7%)
  • 口腔内不快感 20 例(8.8%)
  • 耳そう痒症 15 例(6.6%)
  • 口唇腫脹 13 例(5.7%)
  • 咽頭不快感 12 例(5.3%)等

42ページより

なんかずらずらっと目の滑る漢字が並んでいます。そう痒がかゆみ、浮腫がむくみ、腫脹がはれですね。

販売する以上当然と言えば当然なのですが、死亡例や重篤な副作用は認められなかったとのことで、少し安心しました。

詳細は49ページ目にあり高度(ショック、アナフィラキシー)の副作用は0人、中等度の副作用は2人です。中等度が何なのか気になりましたが、見当たりませんでした。

詳細を見ていくと、44ページ目に頭痛や発疹、悪心(吐き気)、口や唇の異常が大きく、投与中止になった子たち7人の症状一覧がありました。この中の2人が中度と判断されたのかな?

副作用発現までの日数が1日~59日と幅広いため、治療が始まったら注意して子供を見ている必要がありそうです。

子供の舌下免疫療法のメリット

デメリットを考えるとちょっと気が滅入りますが、メリットの大きい治療法のようです。お医者さまが挙げていたメリットが3点あり、その他に親視点からのメリットが4点あります。

お医者さまから説明されたメリット3点

お医者さまから挙げられたメリットは以下の3点でした。

  • アレルギー症状が抑えられる
  • 約1割はアレルギーが完治する
  • 治療をすることで今後、花粉症などにかかりにくくなる

アレルギー症状は治療開始から数ヶ月すると収まってきて、3~5年の治療を終了した後は1割くらいの人がアレルギーが完治するとのことでした。アレルギーって完治できる時代なのですね!

なぜダニアレルギーを治すと花粉症にかかりにくくなるのかはよく分からなかったのですが、ロート製薬のサイトによると花粉アレルギーがある子供は口腔アレルギー症候群が起こりやすいとあるし、同じような意味なのかもしれません。

親視点のメリット4点

追加で私は以下のメリットもあると思います。

  • 子供のうちに治療すれば治療費が抑えられる
  • 生活習慣をゆだねられている幼児期~ならきちんと薬を服用できる
  • 勉強に支障が出る前に治療することで将来への影響を無くせる
  • 鼻たれ小僧にならなくて済む

大体どこの市区町村でも子どもの医療費助成制度があるため、大人になってから治す場合に比べて10万円~20万円くらい安く済む計算です。⇒ダニの舌下免疫療法の費用はいくら?子供と大人のトータル料金を計算して比較

また、もう少し大きくなって子供が反抗的になってから始めると、ちゃんと飲むようにさせるのも大変でしょう。でも、今ならまだいう事を聞くため、簡単に薬を飲ませることが出来ます。

それと、アレルギー性鼻炎は集中力や思考力が低下して勉強に支障が出ることもあるようです。小学校入学後に支障が出て勉強が遅れちゃったら困りますし、先を見て受験期との関係も考えたところ、6歳くらいに始めるのは将来を考えると良さそうです。⇒子供のダニ舌下免疫療法はいつ開始するといい?受験時期との関係を考える

見た目の問題もあります。今はまだ鼻が垂れても笑っていますが、多感なお年頃になって鼻が垂れ、本人が恥ずかしい思いをする前に治してあげたいと思うのです。

こんな感じにメリットが沢山です。

まとめ

他でもない大切な子供のため、ついつい筆が進んでしまいました。メリットデメリットをまとめてみると

メリット

  • アレルギー症状が抑えられる
  • 約1割はアレルギーが完治する
  • 治療をすることで花粉症などにかかりにくくなる
  • 子供のうちに治療すれば治療費が抑えられる
  • 生活習慣をゆだねられている幼児期~ならきちんと薬を服用できる
  • 勉強に支障が出る前に治療することで将来への影響を無くせる
  • 鼻たれ小僧にならなくて済む

デメリット

  • 副作用の可能性がある
  • 親と本人の強い意思が必要
  • 子供には新しい治療法で前例が少ない
  • 定期的な通院が必要

やっぱりメリットの方が大きいようなので、6歳になった子供のダニアレルギーの舌下免疫療法を始めたいと思います。

今回参考にしたパンフレットに載っていましたが、トリーさんのアレルゲン免疫療法ナビという別口の専用サイトがあり、最寄り駅や地域から対応してくれる病院の検索もできます。

子供を持つイチ主婦の書く内容より断然見やすく作られているため、詳しく知りたい方はそちらもご覧になってくださいね。