子供を褒めると「自分には能力がない」と思う子に育つ!?

少し前から流行っているアドラー流子育て。

雑誌にアドラー流は「勇気づけ」が大切とか書いてありましたが、何冊か本を読んで「褒めない・叱らない」育児もキモらしいことに気づきました。

なんで褒めてはいけないのかを含め、本の感想とともに役立つと思ったことなどを書きます。

嫌われる勇気

まずは、初めてアドラーを知る人にピッタリの『嫌われる勇気』を読みました。インパクトのあるネーミングですね。

「人生はシンプルである」というアドラー心理学を実践している哲人と、その思想に異を唱える青年の会話形式となっていて、とても読みやすかったです。

人間関係がすべての悩みのもとであり「他人がこうあってほしいと思う自分」でいるのではなく、自分が選んだライフスタイルで生きようとか、興味深い内容が沢山です。

そして子供に関しては、タスク(課題)分離をして子供のやるべきことに手を出さないのが大切とありました。例えば「子供の勉強」は親のタスクではないと。タスクは「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受ける人」のものとなります。

そして、勉強をさせようとする親をぶった切っています。

世の親たちは、頻繁に「あなたのためを思って」という言葉を使います。しかし、親たちは明らかに自分の目的ーそれは世間体や見栄かもしれませんし、支配欲かもしれませんーを満たすために動いています。つまり、「あなたのため」ではなく「わたしのため」であり、その欺瞞を察知するからこそ、子どもは反発するのです。

『嫌われる勇気』P141~P142

凄いですね。もしも将来子供に反発されることがあったら、純粋に子供のためを思っているのか、わが身を振り返ってみたいと思います。

そして、このブログの題名に使った内容です。

要約すると、褒めたり叱ったりの目的は子供の操作にあり、「えらいわね」などという褒め言葉は「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面があることに注目しています。つまり、褒めてもらい嬉しく感じるということは、自分には能力がないと認めることと同じであると。

うーん、深いですね。

今まで「えらいとか使ってはダメ」など同じようなことが書いてある育児本は何冊も読みましたが、なぜ褒めてはいけないのかを納得できるように書いてある本と出会ったことはありませんでした。しかし、『嫌われる勇気』では納得できるように分かりやすく書いてあります。

さっそく、言葉かけの内容が縦の関係の上から目線になっていないかを考え、横の関係に切り替わるように心がけてみました。

幸せになる勇気

『嫌われる勇気』の後編ともいえる本です。『嫌われる勇気』の青年が教職についてアドラー心理学を学校で実践し、3年後に挫折して哲人を訪れるところから話が始まります。

一番印象に残ったのは心を表す三角柱についてでした。人がカウンセリングなどで話す内容は主に3つの面があって「悪いあの人」「かわいそうなわたし」そして「これからどうするか」だと。多くの場合は前の2つを愚痴として話すようです。気を付けたいと思います。

では、子育て関連にうつります。

「問題行動の5段階」など小学生以上向けのアプローチは置いておいて、幼稚園児から応用できそうなところから。

教育とは強制的な介入ではなく自立を促す援助であるべきとされます。そして、まずすることはは相手を尊敬すること(=ありのままを認め「その人がその人らしく成長発展していけるように気遣うこと」)です。

そのために、子どもの関心ごとに関心を寄せ、場合によっては一緒にやってみる。そして、共感力を使って「もしも私がこの人と同じ種類の心と人生を持っていたら?と考え想像する 」ことがすすめらられてます。

また、「自分で決めていいんだよ」と教えるのが大切なようです。大人は知識や経験など、必要なことを教える感じ。尊敬できていれば自分で決めさせられるはずで、援助する用意があることを伝え、近づきすぎない距離で見守るのが良いようです。

子供は自分のことを信じてくれる人の言葉しか信用しようとせず、子供を信じるためには自分を信じる必要があって、そのためにはまずは自分を好きになろうと続きます。

「私は誰かの役に立っているという貢献感で幸福を感じられる」とあり、私たち母親は存在だけで子供の役に立っているので、幸福を感じやすいのかな?と思いました。

早速子供相手に実践してみました。

★別ブログも更新しました