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何歳の子供にどんな種類のお手伝いを頼むと成長にいい?

ゆるいしつけ

まとまった日数のお休みがある春休みや夏休みはお手伝いにぴったりな時期です。

「お手伝いをした男の子は就活に意欲があり結婚できる確率も高くなる」と読んだ本にも書いてあったし、お手伝いは子供の人生においてとても役立つことだと思います。

なので、年少・年中・年長などの年齢ごとにできることと、うちの子供がかなりお手伝いをするようになったコツをまとめました。

お手伝いが習慣付いた息子が小学生になってどのくらいお手伝いしているかについても追記しています。

実際にどのくらいの子が何をしているか

ミサワホームが発表している年齢別お手伝い実践一覧表によると、お手伝いは大きく6つの種類があります。

  • 料理のお手伝い
  • 食事の準備・片づけ
  • 収納・ごみ捨て
  • 掃除
  • 洗濯
  • その他

どのくらいの子がお手伝いしているかを0%・25%・50%・75%の4段階でデータを出しています。(MISAWA HOMESの公式ページ

お手伝いというかしつけに入りそうですが、2歳になると75%、ほとんどの子がお片付けとゴミ箱へのごみ捨て、ゴミ拾いができています。

2歳で一つだけお手伝いを選ぶなら、お片付け!になりそうです。

その他、2歳まではごはんの準備と、かんたんな掃除をはじめる子が多めですね。

一覧表には載っていませんでしたが、その他の玄関の靴を揃える子も半数近くいるようでした。

3歳~4歳になるとお料理をはじめ、多くの種類のお手伝いができるようです。

中でもかんたんな料理、食後の食器運び、かんたんな洗濯物たたみはほとんどの子がこなせるようになっています。

5歳~6歳は、ご飯炊きなど一部の家事をのぞいて、ほとんど何でもやろうと思えばお手伝いできていますね。

家庭ごとに子どもにやらせるお手伝いのばらつきがあるからか、どの項目もある程度の割合の子がやっているようです。

年齢ごとのみんながやっているお手伝いをまとめると

~2歳

  • お片付け
  • ごはんの準備
  • かんたんな掃除

3歳~4歳

  • かんたんな料理
  • 食後の食器運び
  • かんたんな洗濯物たたみ

5歳~6歳

  • ほとんどなんでもできる!

となります。

データはざっくりした内容だし個人差も大きいです。

うちの息子が実際にそれぞれの年齢でどんなお手伝いをしたかを書きます。

簡単なコトからステップアップ

その前に、ぜひ、お手伝いは火や刃物を使わない簡単なコトことからステップアップさせて欲しいです。

息子が2歳でお茶をコップに注ぎ損ねた時に、夫が「なにやってんだ!」「あぁ!もう!こんなにして!」「ちょっと!おかあさーん!これ!」なんて言ったから、4歳になるまでお茶をそそぎませんでした。。。

大人から見ると簡単なコトでも失敗します。

子供は失敗続きだと自信を無くしてしまうし、お母さんも準備や失敗の後始末で負担が増えます。

なので、簡単なコトからさせて、否定的な言葉や自尊心を傷つけそうな言葉は言わないであげて欲しい(と夫に言いたい。何度も言ってる。)です。

年齢ごとにやったお手伝いの種類

うちの息子の体験談になりますが、うちではこんなお手伝いをしていました。

未就園児(~2歳)

2歳児がやりたがったお手伝いはこんな感じ。

  • カーテンあけ
  • 自分のカラのプラスチック製の器はこび
  • お風呂の栓ぬき
  • お風呂の蛇口ひねり

ほんとうに簡単な、結果的にお手伝いになることがあるレベルでした。

お湯を抜くだけなのに、チェーンをちょっとしか引っ張らず、すぐに栓がしまって全然水が抜けなかったり。

蛇口を回すだけなのに、シャワー側に蛇口を回されて頭から水をかぶったり。

心を無にして、怒らず見守り、それらしいことが出来たら毎回褒めました。

全然家事がはかどらないし、このままやらせるか悩んで、お手伝いの本を読み漁ったことも。

この頃にお菓子作りのためにお揃いのエプロンを揃えたことで、台所のお手伝いにより積極的になりました。

ネットで検索すればこういう感じに親子エプロンはたくさん出てきます。作るのは大変だったので…購入の方がおすすめです。

年年少さん(3歳)

2歳のころに比べると、お手伝いって感じになってきました。

  • たたんである洗濯物をタンスにしまう
  • 食事時の簡単なものはこび
  • 布団たたみ
  • お風呂のお湯ぬき
  • 洗濯機や炊飯器のスイッチ押し

2歳ではお風呂の「栓」を抜くだったのが「お湯」を抜けるようになっています。

お風呂関係は、細切れに全てできるようになり、1人でやって戻ってこられるようになり。

台所仕事で手を離せないときに「ぼくがお風呂やってあげるよ!」って言ってやってくれたときに褒めまくったら、ほとんど毎日してくれるように成長しました。

年少さん(3歳~4歳)

幼稚園ではお当番もあるし、色々できるようになります。

  • カーテン開け
  • ご飯の準備
  • 使った食器はこび
  • 洗濯物たたみ
  • 窓ふき
  • 布団たたみ
  • 花の水やり
  • 小さな洗濯物干し
  • お料理
  • 換気の窓あけ
  • お風呂のお湯いれ
  • お布団しき

「お皿=割れるもの=大事にするもの」と子供に思ってもらいたいのでうちでは割れるお皿を使っています。

お手伝い中にコップ2つとお皿3枚を割っています。が、ケガは1度もしませんでした。

100円のお皿ならいくらでも替えがあるので、割られてもそこまでイライラせずに子供の心配ができるためおすすめです。

まだまだ失敗が多いため、運びたがっても食べ物がのっているお皿はあまり運ばせることが出来ませんでした。

年中さん(4歳~5歳)

いかにもお手伝いと言う感じの、役に立つお手伝いが増えてきました。

  • 野菜を洗って水を切って盛り付け
  • 簡単な調理(子供包丁で柔らかいもの)
  • 衣類などを畳む(子供の服など)
  • ご飯炊き
  • 食事時の配膳と片づけ
  • 机を布巾で拭く
  • 食器洗い(フライパンなど大きいもの)
  • 上履き洗い
  • 靴を揃える
  • お風呂のお湯はり
  • お布団しき

ごはんを1人で炊くお手伝いは8歳から始める子が多いようですが、実は4歳でもできます。

2歳で米袋を取り出したり、炊飯ボタンを押したりし。

3歳でお米を計量カップでジャーに入れ。床を綺麗にしておいて毎回こぼした米を一緒に一粒一粒拾ってジャーに入れていました。

4歳では私がジャーを持って、息子がお水を出したり、米を研いだり。

こんな感じの経験を経て、4歳になると1人でご飯をたけるようになりました。

ただ、この頃、食後の食器を片付けなくなりました。その後。⇒子供が自分からお皿を下げるようになるまで

年長さん(5歳~6歳)

息子にお手伝いブームがやってきて、一番よくお手伝いしてくれていました。

  • 一緒にお料理
  • ごはんの配膳
  • お風呂のお湯張り
  • 掃除機かけ
  • 掃き掃除
  • ゴミ出し
  • 皿洗い
  • お風呂掃除

お手伝いで料理がグッと楽になるうえ、食器を並べる手間が要らなくなりました。

息子はお料理では炒めるのが一番好きですが、お米を炊いたり、野菜を出して洗ったりもします。

ピーラーで人参の皮を剥くのも上手くなりました。

ほとんどの日は息子がお風呂のお湯張りを一人でしますし、お布団も敷いてくれました。

ただ、私が聞くのを忘れて勝手に家事をこなすと「僕やろうと思ってたのに!!!」と泣かれるのがちょっと面倒くさかったです。

小学生(6歳~)

幼稚園の頃にできるようになったため、小学生になってから新しくできるようになったお手伝いは、ありません。

ただ、やらないお手伝いがでてきて…定着したお手伝いはこの3つです。6歳時点で定着したこれらのお手伝いは、小学5年生になった11歳の現在でもしてくれています。

  • ごはんの配膳
  • 食後の食器の片づけ
  • お風呂のお湯はり

お風呂のお湯張りも、「イ・ヤ・ダ!」「僕は忙しいの!絶対やってあげないんだからね!」とか言って、一旦はやらなくなりました。

でも、いつの間にかまたやってくれるようになりました。

その他のお手伝いは、頼んだらやってくれる感じです。

ちなみにベネッセの統計によると、小学生のお手伝いの種類No1は配膳と後片付けで70%くらいしているようです。

歳が上がると、お手伝いより勉強!って傾向が強くなり割合が減るようですが、うちはお勉強を強制していないからか、お手伝いをしてくれるままです。お勉強の習慣付けの記事へ⇒幼稚園年長さん1ヶ月で勉強習慣が身に付いた

子供がお手伝いで得られる効果

あちこちの育児本の中にあった効果を書くと…

お勉強のIQでは計れない経験値になり、「頼られている」「必要とされている」って感じて責任感や自己肯定感などが育ち、達成感も得られ自信もつくそうです。

失敗を活かしたり要領よくこなすための知恵もついてるし、思いやりや行動力がついたりもするらしいです。

見守ったり、手助けしたりで子供と関わる時間でがとれ、共同作業にもなるので一体感も生み、家族の一員であるという自覚にも繋がる…とかいいことづくめに書いてあります。

が。

お手伝いし始めは助かるどころか手間が2倍にも3倍にも増え、親の試練だと思います。

夫に「子供が手伝ってくれるなら楽できていいじゃん」とか言われて怒りがこみ上げるくらい。

なので、忙しかったり自分に余裕が無かったりして一人で家事をしたい時は断っていました。

お手伝いをうまく断る

私は主にこの5つの方法で、一番手間のかかる料理のお手伝いを断っていました。

  • お皿を運んでもらう
  • 味見係をしてもらう
  • 失敗しないことを頼む
  • キッチンを離れる手伝いを頼む
  • 応援してもらう

断るというか別の事を頼んで気をそらす感じです。

まずは空のお茶碗やお箸などを運んでくれるように頼み、それでも満足しないときは味見です。

すごい期待に満ちた目でやってきて、「うん。美味しい。」と満足そうになります。

お手伝いで一番大変なのは失敗されることだと思うため、「じゃがいもを2個取ってくれる?」とか「ざるを持ってきてくれる?」とか簡単なことを頼むこともありました。

その場から離れる「換気終わりにするから窓閉めて来てくれる?」とか「カーテン閉めて来てくれるかな」とか「台所のタオルを交換して欲しいな」なんてことをお願いするのもなかなか良かったです。

場所を変えると別のことに興味をひかれ、遊び始めることもしばしばありました。

どんなに考えても何も思いつかないときの最終手段は、「応援してもらうこと」です!これでバッチリ!

お手伝いを親主導でさせる

親がお手伝いをやらせたいとき。

  • 罰としてさせる
  • ご褒美のためにさせる

この2つがありますが、罰にすると子どもの成長に嬉しい効果が得にくくなるし、どっちかならシールを貼るとかお小遣いをあげるとかご褒美の方がいいと思います。

でも、私が一番いいと思うのは、「お手伝いを大好きにさせ、自分からさせる!」ことです。

そのために私がしたのはこの3つです。

  • お手伝いグッズを用意
  • 褒める
  • メリットを教える

まず、2歳の時にお揃いのエプロンを渡したら、すごく料理好きになりました。

男子厨房に入らずなんてもはや死語。子供包丁も我が家では3歳で与えています。

なるべく具体的に「お掃除してくれたから家がピカピカになって快適だね。」とか「お洗濯ものを手伝ってくれたから、早く終わったよ。」というように褒めています。

それでもダメだったときは、「メリットを教える」ことでお手伝いをするようになりました。

詳しくは別記事に書きました。⇒子供が自分からお皿を下げるようになるまで

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