フリースおねしょケットが撥水する理由と作らないほうがいいワケ

寒さ厳しい冬になったので、フリースを撥水させたおねしょケットを作りました。

手軽に縫えてすぐに出来上がったたのですが…使い勝手が悪く、すぐに使わなくました。

なぜフリースが水を弾くのか、調べたことも併せて書きます。

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超簡単フリースのおねしょケットの作り方

家にあるものだけを使って、手縫いで20分程度で完成しました。

私は使ったフリースブランケットの端っこが分厚かったので手縫いにしましたが、厚さが均等なフリースならミシンで5分くらいで出来ると思います。

用意するもの

  • フリースのブランケット 80×60cm くらい
  • ゴム 62cm くらい
  • まくれ上がり防止用布かスナップボタン 布なら15×3cmくらい(無くてもOK)

ブランケットなら周りを縫う必要が無いので楽に作れます。

ゴムの長さは子供の服の上からだいたいのウエストサイズを計り、+5cmのゴムを切りとりました。息子は57cmだったので62cmのゴムを使いました。

作り方

  1. 10cm端を重ねて筒状になるようにし、上から30cm縫う
  2. 上の部分を5cm折って、ゴムを通す用に5cmあけてぐるりと縫う
  3. 股下にまくれ上がり防止の布かスナップを縫い付ける
  4. ゴム通しを使ってゴムを通し、しばる

普通に2つ折りにして縫うと重なったところが4枚分になって分厚くなるので、重ねて縫いました。

まくれ上がり防止は一般的にはスナップのようですが、息子は動きにくくて気になるらしいし、動きが激しいためスナップはかなりの確率で外れました。なので、寝返りの邪魔を少なくするため夏用のおねしょけっと同様布を縫い付けました⇒新グッズおねしょスリーパーで夏のおねしょ対策をしたら嬉しい効果が2つあった

おねしょケットを撥水させる

あとは石鹸をごしごしこすりつけてからお洗濯したら完了!のはずでしたが、撥水の確認をしたら水をはじかず、すうっと吸い込まれていきました。

なので条件を5回変えて試したところ、酢を入れた時のみしっかり撥水しました。

  1. 乾いた状態で固形石鹸をこすり付け、普通に他の洗濯物と一緒に洗濯 → ×
  2. 濡らして石鹸を付け、普通に他の洗濯物と一緒に洗濯 → ×
  3. 濡らして石鹸を付け、洗剤を入れず最小水量のソフトコースですすぎ&脱水 → 微撥水
  4. こすり付けた後、石鹸水に1晩付け込み、3.同様すすぎ&脱水 → ×
  5. 濡らして石鹸を付け、酢を入れた洗面器に浸し、3.同様すすぎ&脱水 → ○

水を乗せて1時間経ってもこの通り。

Water-repellent

色々調べて試すのに1週間くらいかかりました。

簡単に撥水させるには石鹸をこすり付けた後に小さじ1くらいの酢をしみこませるのが楽です。使うのは砂糖とかの入っていない純粋な酢が良いと思います。

すぐに撥水しなくなった

無事におねしょケットが出来上がって4歳の息子は大喜びでつけて寝ました。

しかし、すぐに使わなくなりました。

なぜなら一回洗うだけで撥水しなくなるからです。

作った時は洗って撥水がとれたらま撥水させればよいと思っていました。でも、おもらしするたびに石鹸こすり付けて撥水させるとかなり手間がかかります。固形石鹸もあっという間に半分くらいの大きさになりました。

なので、フリースのおねしょケットを処分して、夏に作ったおねしょケットをオールシーズン使っています⇒新グッズで夏のおねしょ対策をしたら嬉しい効果が2つあった

なんですぐに撥水しなくなったのか、そもそもなんでフリースが撥水するのか興味があったので調べてみました。

フリースに石鹸をこすり付けると撥水する理由

まずは撥水する理由を石鹸とフリース2方向から調べました。

石鹸で撥水する理由

固形石鹸は脂肪酸ナトリウムでできていて、汚れだけでなく水道水中のカルシウムやマグネシウムなどの金属とも反応します。

すると、水に溶けない脂肪酸カルシウムや脂肪酸マグネシウムなどの石鹸カス(金属石鹸)ができます。

水に溶けない石鹸カスがフリースにたくさん付いて、布を覆うほど密になると水をはじくのですね。

日本の水は軟水ですが、私が住んでいる関東は73ppm程度とやや硬度が高めで、カルシウムやマグネシウムが含まれていて金属石鹸ができやすいといえます。

キレート剤が入っていると撥水しない

でも、この石鹸カスはエチドロン酸とかエデト酸といった金属封鎖剤(キレート剤)が入っているとできません。

私は普通の石鹸を使ったので石鹸には入っていませんでした。キレート剤は種類が沢山あるみたいだし洗剤に入っているか分からなかったのですが、入っていた可能性もあります。

フリースが撥水する理由

コットンなど他の布はそんなに撥水しないのに、なんでフリースだけ撥水すると思いますか?

フリースの語源は「羊一頭から刈り取られた一つながりの羊毛」ですが、実際は羊毛ではなくてポリエステルの一種のポリエチレンテレフタラートを起毛した化繊の素材です。

羊毛と少し似ていて石鹸を含ませることで繊維が絡み合ってより密な構造になりフェルト化もするようです。起毛してあるので洗い中に隙間に撥水物質が補充され、脱水時には起毛が寝ることで残りやすいともいえます。

洗濯の時に落ちた汚れによって再汚染されやすいという特徴があるのです。

なので石鹸カスが大量に残りやすいから洗濯後にフリースだけ撥水するわけです。

酢で撥水する理由は石鹸カスではない

お酢の主成分は酢酸(CH3COOH)です。カルシウムやマグネシウムなどの金属は入っていません。なぜ撥水するのか不思議です。

それに酸性だから石鹸のアルカリを中和したとすると、むしろ金属石鹸ができないはずなのに。

撥水した理由は石鹸カスではなくロウができたからでした。

石鹸の主成分である脂肪酸ナトリウムが酢酸とイオン交換して高級脂肪酸が析出したためのようです。高級脂肪酸はロウソクのロウの一種です。

水を通さないロウでフリースが覆われたため、撥水したわけですね!

これなら水道水の硬度に関係なく誰でもどこでもフリースを撥水させられます。

撥水しなくなる理由

フリースが撥水する理由から推察しました。

初めは洗剤にキレート剤が入っていて石鹸カスができなかったのかと思いました。でも、お酢を使ってロウを生成しても撥水しなくなります。

なので、今時の洗剤&洗濯機の性能が良すぎて、フリースが石鹸カスなりロウなりで再汚染されなかったから。というのが理由でしょう。

うちで使っている洗剤はハイジアだし、洗濯機も5年くらい前に買った一般的なものです。

今時は洗濯の技術が進化して、衣服に汚れが残ることなくいつもとても綺麗にできているってことですね。そう考えると撥水しなくなるのも悪くない気がします。

その後しばらく気がかりだったおねしょがある日ピタリと終わりました⇒4歳児でもおねしょを治すには子供本人の気の持ちようも関係ある?

そして5歳前におねしょスリーパーも使わなくなりました⇒5歳前におねしょグッズ卒業。おねしょが治るまでの流れはこんな感じでした

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